ふるさと納税をめぐる環境の変化は自治体のみならず、普及に大きく影響を及ぼしたふるさと納税サイトにも影響を及ぼしているようです。

ふるなびからのお知らせ

 
昨シーズンから中条あやみさん出演のテレビCMが始まり認知度が上がったと思われるふるさと納税サイトが「ふるなび」です。

このサイトでもたびたび取り上げていますがそのふるなびから一通のメールが届きました。

題名はこちら

【ふるなびグルメポイント】サービス終了につきまして

ふるなび開始当初からのサービスだった「ふるなびグルメポイント」が5月31日をもってサービスを終了することの連絡でした。

ただ、メールには「サービス終了」と書かれていましたが、サイトには「全自治体の寄附受付を終了」と書かれています。
どういうことでしょうか。

ふるなびグルメポイントとは

 
ふるなびグルメポイントは、「ふるさと納税を通じて自治体の誇る名産品をもっと身近に体験していただきたい」という思いから生まれた体験型ふるさと納税でした。

返礼品に高級食材をもらっても調理に不安があるという方向けに、各自治体が誇る自慢の食材を使った料理を有名店のプロが調理した最高の状態で楽しめる、というのがふるなびグルメポイントの特徴です。

利用方法をざっくりと説明すると

ふるなびグルメポイントの提携自治体にふるさと納税による寄付をする

返礼品としてグルメポイントを選ぶ(20,000円以上無制限)

グルメポイントが使えるお店をふるなびで探して電話で直接店舗に連絡する

予約が取れたらふるなびで利用申請をする

予約日に店舗に行く

ということで、多少手間がかかるという印象は否めません。

ふるなびグルメポイントの問題点

 
ふるなびには、他にもトラベルやクラウドファンディングなどのサービスがあるなかで、グルメポイントだけがふるさと納税新制度の開始に合わせて終了することになりました。

とはいえ、先にも書いた通り寄附の受付は終了しますが、今グルメポイントを持っている人については、そのままポイントは使えるので、返礼品の価値がなくなってしまうわけではありません。

ふるなびグルメポイントが終了することになった理由を私なりに考えると以下のようなことが挙げられると思います。

■参加自治体が少ない

2019年5月13日現在で、グルメポイントと交換できる自治体は2つしかありません。

三重県明和町
高知県四万十町

もっとも参加自治体が多かったときでも10までには満たず、選択肢は少なかったと言えます。

■参加店舗が少なく、地域に偏りがある

現在グルメポイントが使える店舗は合計224店舗ありますが、そのうちの194店舗は東京都に集中しています。

そして、複数の自治体のポイントが使える店舗はないので、事実上選べる店舗はもっと少なく、せっかく行きたいと思った店舗が近所になければ使えない、というケースも多かったのではないかと思います。

最初から全国に広げる気はなかったのかもしれませんが、サービスとしては中途半端だったように思います。

■仕組みが複雑

上記の通り、実際に店舗まで行って食事をするまでには、それなりの手順を踏む必要があります。

ふるなびのサイト上で予約まで完了すればよいのですが、予約は寄附終了後に店舗に直接電話しなければならず、さらにサイト上で再び申請の操作をする必要があります。

また、ポイントは最低20,000円の寄附で還元率3割として6,000ポイントと交換されます。しかし、6,000ポイントをもらったとしてもちょうど使いきれるメニューばかりではありません。

余ってしまっても他に使い道がないので、寄附の前に店舗を選んでポイントを計算して寄附をするといった手間もかかります。

いずれにしても、本格的に普及させる意思はなかったのではとも思ってしまいますが、5月末までは上記2自治体でポイントとの交換が可能です。新制度開始前に一度、利用してみようと思う方はこちらから詳細をご確認ください。


ふるなびグルメポイント