ふるさと納税というと
「実質2000円で各地の返礼品がもらえる」
ということばかりが強調されがちです。
しかし、最近では
ふるさと納税の仕組みを活用して様々な活動資金を集めようという
「ガバメントクラウドファンディング(以降GCFと書きます)」を
始める自治体が増えているそうです。
ふるさと納税でクラウドファンディングとは?
分かりやすい例でいうと
公の機関(自治体)が災害支援の名目で資金を募集する
というものが、まさにGCFに相当します。
災害支援目的の寄附については、ほぼ、返礼品はないものの
寄附する側もそこは理解しているためか年々増えているようです。
税収が伸び悩むなかでも、様々な活動にお金が必要なのは
全国どこでも変わりありません。
それを補うための一助としてGCFを活用する自治体が増えている
というわけです。
しかし、ふるさと納税とクラウドファンディングが
どう結びつくのかわからないという方もいるかもしれません。
これまでのふるさと納税では
「返礼品を選んで寄附をする」と
いうイメージが強かったと思います。
それを
「応援したい、援助したいプロジェクトを選んで寄附をする」
というのがクラウドファンディングに該当します。
これまでのふるさと納税でも、寄附の手続き時に使い道を聞かれますが
クラウドファンディングの場合は、具体的なプロジェクトが提示されます。
たとえば、「ふるなびクラウドファンディング」で応援できるプロジェクトには
こんなものがあります。(リンクをクリックすると詳細ページが開きます)
・岐阜県七宗町
里山を保全し野生動物の命を守る~未来のためにいま私たちにできること~
・山形県酒田市
スルメイカを追い 半年以上にわたり船上生活を続ける いか釣り船団を応援したい!
・新潟県燕市
将来を担う子どもたちが「安全で安心な環境」で教育や保育を受けられるようエアコンが未設置の幼稚園、保育園、小学校にエアコンを設置します!
もちろん、これらのプロジェクトに寄附した場合は、寄附金額に応じて
お好きな返礼品を選ぶことができますので、単なる寄附とは違います。
やっていることは、これまでのふるさと納税と変わりありませんが
・使い道を明確に限定している
・プロジェクトを選ぶのが先
という点が大きく異なると言えます。
むしろ、ふるさと納税の趣旨からすると
本来は「ふるさとを応援したい!」という気持ちがあることが前提なので
クラウドファンディングは制度の趣旨にぴったりな使われ方だと思います。
それも、普通の寄附は自分が負担を強いられるという気持ちになりがちですが
ふるさと納税の場合、してもしなくても払う税金の総額は2000円しか変わりません。
しかも、返礼品までいただけてしまいます。
そして、寄附金の使い方も透明性が高いものになりますので
より応援しがいもあるものだと思います。
その意味では今後
クラウドファンディング型のふるさと納税はますます増えていくのではないか
と管理人は思っています。
クラウドファンディングに対応しているおすすめのふるさと納税サイト
ふるさと納税でクラウドファンディングに協力してみたい、と思われる方のために
現在クラウドファンディングに対応しているふるさと納税サイトをまとめました。
以下のリンク先から各サイトの詳細をご覧ください。