お肉やお米がお得にもらえるという
「ふるさと納税」とはどういう制度なのかな?
と疑問に思う方に、ふるさと納税の概要について説明します。
ふるさと納税とは?
総務省のホームページには以下のように書かれています。
実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。
(引用元:総務省ふるさと納税ポータルサイト)
図にするとこういうことです。
つまり好きな自治体を選んで寄附することができて
その分税金の控除が受けられるというのが
ふるさと納税の実態です。
ふるさと納税はなぜ人気になったのか?
ふるさと納税の制度が始まったのは
平成21年度のことでした。
それから数年間は年間の寄付総額が
100億円にも満たない状態でしたが
平成30年度は3,500億円にも達しています。
なぜこのようなことになったのか。
それが、「返礼品」の登場です。
最初は、寄附をしてくれた方への謝礼として
タオルやお礼の手紙などが送られていました。
それが、徐々に豪華な返礼品が登場していきます。
かつては「米」「肉」「カニ」が
「ふるさと納税 三種の神器」と
言われたこともありました。
実質2,000円の負担で
様々な豪華返礼品がもらえる
という点をアピールすることで
徐々に利用者が増えていきました。
また、ショッピングサイトのような作りの
ふるさと納税専用サイトが誕生して
簡単に手続きができるようになったのも
ふるさと納税が人気になった要因のひとつです。
ふるさと納税の基本的な仕組みとは?
ここで、ふるさと納税の基本的な仕組みについて
総務省のページに掲載されているイラストを転載します。
(引用元:総務省ホームページ)
基本的な考え方は、こうです。
大人になって都市に住むようになると
納税先は今住んでいる都市になります。
生まれ育った地方、ふるさとは
過疎化などで税収も少なく大変。
そんな自分の生まれ故郷に
少しでも貢献出来たら・・・
という想いを
寄付という形で実現できますよ!
寄附に使うお金は
自分が収める所得税や住民税から
一部を使っていいよ!
ざっくり書くとこんな感じです。
では、寄付したお金がどのように控除されるのか。
その仕組みについてはこちらの記事をご覧ください。
→ふるさと納税 控除