2018年のふるさと納税の受付時間も
残すところ半日を切りました。
今年一年のふるさと納税に関する動きを
簡単に(かつ私的に)振り返ってみます。
ふるさと納税 2018年
今年は春に返礼品について総務省から指導が入ったり
夏には総務大臣が強権発動のようなものを示唆したり
どちらかというと
「ふるさと納税、終わるかな・・・?」
と思える出来事ばかりだったような気がします。
ところが、ネットでふるさと納税の手続きができる
ふるさと納税サイトは逆に増えました。
KDDIの運営するショッピングサイト「Wowma!」が
ふるさと納税の取り扱いを始めたことでも
以前注目されている市場であることが想像できます。
また、テレビCMがずいぶん増えました。
特に「ふるさとチョイス」は昨年まではあまり目立ちませんでしたが
今年は吉田羊さんをキャラクターとして
すごい数のCMを出稿していた印象です。
他にも、去年までダントツでCM数が多かった「さとふる」は東京03、
「楽天ふるさと納税」の劇団ひとり、「ふるなび」の中条あやみなどは
テレビCMを見たことがある方も多いのではないかと思います。
何が言いたいかというと
「ふるさと納税は今後も続く」だろうということです。
返礼品の還元率が3割だとしても
これまでなら自治体に納めるだけの税金の一部が
返礼品になるというだけでもメリットがあります。
というわけで、実際にふるさと納税をするには、
という視点で必要なことやおすすめをあらためて
まとめました。
(一部過去の記事からの転記となります)
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、地方自治体に寄附をすると、
自分が納めた住民税や所得税からその分税金が控除されて
実質2000円の負担で返礼品がもらえるという仕組みです。
下の図をご覧ください。
(クリックすると大きく表示されます)
数字は理解しやすいように簡単にしてあります。
ふるさと納税のメリットを理解するために
2年間の税金を考えてみます。
上の図を見ながら話を進めますが
年収600万円の人が2年間で納める税金は
1年目、2年目ともに180万円ずつ。
ふるさと納税をしない場合は、
2年合計で360万円を「払うだけ」です。
一方、図のように寄付額を6万円にして
ふるさと納税を行った場合は
1年目に186万円の税金を払います。
そして、2年目には
「1年目に余計に払った金額から
2,000円引いた額が2年目に控除」
されますので、
2年目の税金は、174万2千円となります。
(控除額は60000円-2000円=58,000円)
2年間の合計で支払い額は以下の通りになります。
ふるさと納税しない場合:360万円
ふるさと納税した場合:360万2000円
しかし、何もしなければそれだけ、ですが
ふるさと納税をすると、6万円あれば、
1万円の寄附を6つの自治体にできます。
例えば、こちらのリンク先を見てください。
→5千円~1万円でもらえる返礼品一覧
こちらを見ればおわかりになると思いますが
1万円程度の寄附をすることによって、
お米15㎏、黒毛和牛の牛肉2㎏、
ホタテ1㎏、うなぎ5尾・・・
などなど、数多くの品々から
好きなものを選ぶことができます。
ふるさと納税しない場合より2000円は余計にかかりますが
その代わりに数々の返礼品が手元に残ります。
つまり、
ふるさと納税をすれば、返礼品をもらえる。
ふるさと納税をしなければ、何ももらえない。
これなら、やらないという手はないはずです。
何もしないのはもったいないと思います。
それでも、ふるさと納税をしたことのある人は
全体としてはまだ少数派なので、今後まだまだ
増える余地があるようです。
ふるさと納税 限度額
ただし、ひとつだけ注意点があります。
ふるさと納税には限度額があります。
この場合の限度額というのは
「ふるさと納税をして控除を受けられる上限額」
のことを言います。
ふるさと納税のお金は自分が収めた住民税の一部を
他の自治体に移動することですので、
自分が収めた税金より多く寄附しても
その分のお金は控除することができません。
したがって、ふるさと納税で控除できる限度額は、
ご自身の年収と家族構成で異なります。
例:
年収350万円、独身の場合
→34,000円
年収450万円、夫婦で子供1人(高校生)
→40,000円
年収600万円、共働き+子供1人(高校生)
→60,000円
※高校生とは「16~18歳の扶養家族」を指します。
上記はあくまで目安ですが、
年収による限度額を知るには、
以下のリンク先でシミュレーションできます。
ざっくりとした目安を調べるだけなら、
税込み年収と家族構成を入力するだけで
結果が表示されますのでぜひお試しください。
↓
ふるさと納税の限度額をシミュレーション(シュミレーション)する
ふるさと納税 限度額超えたら
先に少し書きましたが、ふるさと納税で限度額を超えたら
超えた分は控除の対象外になります。
限度額が50000円だった場合に、70000円ふるさと納税をしたとします。
その場合は、50000-2000=48000円が翌年の住民税から控除されます。
残りの2万円は単に寄附をした、という扱いです。
家計に余裕があって、その自治体に寄附をしたいという思いで
限度額を超えて寄附をするのはもちろん自由です。
ただし、控除はされないのでその点は理解のうえで寄附をするように
ということでした。
ふるさと納税 おすすめサイト
さて、仕組みがわかったらいよいよふるさと納税をします。
冒頭に書いたようにたくさんのふるさと納税サイトがあります。
私がそれぞれの納税サイトの画面の使い勝手や操作手順を
実際に使ってみたなかで、使いやすいと思ったサイトを
おすすめのサイトとしてご紹介します。
まずは、楽天市場のふるさと納税です。
画面の作り(ユーザーインターフェース)がショッピングと同じ構成なので、
普通に商品を買うのと同じようにふるさと納税ができます。
↓
楽天ふるさと納税
例えば、こちらのリンク先を見ると
人気の品のひとつ、お米もたくさん選べることがわかります。
↓
楽天ふるさと納税でお米を探す!
検索窓に「ふるさと納税 米」と入力するだけで
ショッピングページから返礼品を検索できます。
また、使い勝手とは別に楽天ふるさと納税のおすすめポイントが
楽天スーパーポイントで納税ができることです。
そして、楽天グループなので、楽天カードでふるさと納税すると
さらにポイントがもらえます。
楽天でよく買い物する人にはまず最初におすすめしたいサイトです。
もうひとつは「さとふる」です。
→さとふる
参加自治体が比較的多く、返礼品が探しやすいところでしょうか。
また、ソート機能が並び替えとカテゴリーを組み合わせると
いろんな検索方法ができます。
例えば「高級な返礼品を調べたい」場合は
「すべてのお礼の品」から寄附金額10万円以上の品を絞り込み
「寄附金額の高い順」に並べ替えると、このように簡単に結果が表示されます。
↓
さとふる 寄附金額の高い返礼品ランキングはこちら
意外とこのやり方ができないサイトが多いので
それらと比較すると、とても便利です。
ちなみに、楽天市場の会員になっていない方や、
会員でも楽天カードを作っていない方は、この機会に年会費無料の
楽天カードを一枚作っておくことをおすすめします。
今ならキャンペーンで入会ボーナスポイントプレゼント中です。
↓
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