ふるさと納税の返礼品を探して「ふるさと納税 サーティワン」と検索している方にとっては残念なお知らせになるかもしれません。
先日行われた統一地方選挙では、ふるさと納税で全国の注目を集めた自治体でも首長選挙が行われました。
そのうちのひとつである静岡県小山町では、これまで強力なリーダーシップで対応を推進してきた現職の込山正英町長が3選を目指して出馬しましたが敗れました。
この記事では、ふるさと納税の人気返礼品のひとつ、サーティワンアイスクリーム商品券の現状について、そして、小山町の町長選挙の結果から今後考えられる影響を考えたいと思います。
最新版!ふるさと納税でサーティワンをもらえる自治体
2019年4月24日現在で、サーティワンアイスクリーム商品券を返礼品としているのは、静岡県小山町だけです。ふるさと納税サイト「ふるなび」と町の特設サイトでのみ申し込み可能です。
小山町は「ふるなび」以外のふるさと納税サイトは利用していないため、「ふるなび」以外から申し込みはできません。
また、「ふるなび」では、現在会員向けに、通常1%のAmazonギフト券還元を3%に増量する「Amazonギフト券コード還元キャンペーン」を実施中です。
特設サイトではAmazonギフト券プレゼントは実施されていないので、「よりお得に」という観点からだけでみると、サーティワンアイスクリーム商品券が欲しい方は「ふるなび」からの申し込みがもっともお得です。
小山町の町長が交代!ふるさと納税はどうなる?サーティワンギフト券の運命は?
2019年4月21日に投票、即日開票された静岡県小山町の町長選挙では、3選を目指した現職の込山正英氏が新人で元静岡県議の池谷晴一氏に敗れるという結果になりました。
込山町長は、これまでのふるさと納税対応を主導して進めてきました。
サーティワンアイスクリーム商品券の他にも、リンガーハットやJCBカードの商品券、そして全国的にも大きく取り上げられた、Amazonギフト券などを返礼品としたことによって、2018年には249億円という多額の寄付金を集めることに成功しました。
2019年は年頭からいったん寄附の受付を中止して返礼品を見直して、2月から返礼品の還元率を3割として再開しました。
しかし、総務省が返礼品として定めた「地場産品」には入らないとみなされてしまいそうなサーティワンアイスクリームやリンガーハットの商品券は残ったままです。
3月には、総務省からは昨年度の寄附金が多額であることから(と総務省は直接的には言っていませんが)地方交付税の減額という事態になってしまったのは、こちらの記事でもご紹介した通りです。
→ふるさと納税の返礼品でサーティワンアイスは終了か?
小山町では町長のやり方に対して賛否両論があったようです。
ふるさと納税以外にも町長主導で進んできた大規模な開発案件がいくつもあるそうですが、開発で住民負担が増大していると批判して、防災や福祉施策を優先するという池谷氏が町民には支持されたということです。
新町長になった池谷氏はふるさと納税の今後について「総務省が示す通りの適正な運用をする」と強調しています。
その言葉通りにふるさと納税の返礼品を変えるとなれば、商品券のようなものはすぐにでもなくなってしまう可能性はあると思います。
これまでにも終了の危機が何度も指摘されてきましたが、今回の町長交替により、さらに現実的な話になってきたと私は考えています。
というわけで、サーティワンアイスクリーム商品券が欲しい!という方は、もう待ったなしの状況ですので、お早めの対応をおすすめします。